普段からスパイスを料理に使っていますか? 

唐辛子などのごく一般的なスパイスはよく使うが、正直名前も聞いたことのないようなスパイスは全く使ってこなかったという意見が一番多い意見です。

そもそも余らせるのが怖いから買う気になりません。

この記事を読むことによってスパイスや効能、活用方法まで知ることができます。

さらに今回の記事ではカレーをメインにしたスパイスを紹介していきたいと思います。 

 

1.スパイスってそもそも何?

皆さんはスパイスと聞いてどんなイメージをされますか?

おそらく日本人の多くは激辛なものをイメージしたのではないでしょうか?

全日本スパイス協会によると、スパイスとは香辛料のうち、利用部分としての茎と葉と花を除くものの総称だそうです。

つまりスパイスとは香辛料の一部ということです。ちなみに茎と葉と花を使ったものをハーブと呼びます。

では香辛料とはいったい何なんでしょうか? 香辛料とは植物体の一部で、植物の果実、果皮、花、蕾(つぼみ)、樹皮、茎、葉、種子、根、地下茎などであって、特有の香り、辛味、色調を有し、飲食物に香り付け、消臭、調味、着色等の目的で使用し、風味や美観をそえるものの総称であり、スパイスとハーブに大別されます。

効能としては、食欲増進、疲労回復、消化吸収促進、強壮、殺菌など人の健康維持使用されてきました!

 

2.カレーに使用されるスパイスの効能

皆さんに一つ質問ですが、カレーに使われているスパイスって何種類あると思いますか?

10?15?20?

人によってばらつきはありますが、基本的には4種類がメインとなります。意外と少ないと思われた方が多いんではないでしょうか その4つがこちらです。

クミン(シード)

コリアンダー 

レッドチリ

ターメリック

これら以外にも様々なスパイスを使用しますが、今回はこの4つをメインに紹介します。 

それぞれどのような効能があるのかしっかりみていきましょう!

 

3.スパイスが持つ特性

 

3-1 クミン(シード)

科属:セリ科クミン属

別称:ジーラ(センズー)

原産地:エジプト、地中海沿岸

使用部位:種

カレーパウダーのメインスパイスの一つ。混ぜる比率が高いため、クミンシード単体でも、 ほのかにカレーを連想させる香りがします。5000年以上前古代エジプトで栽培が始まったという記憶があり、薬用植物としても重宝されていました。

 

おすすめ調理法

お肉を炒めるとき最初にニンニクの香りを油に移すことをよくしますが、これをクミンシードに置き換えます。 そうすると炒め物などに使うと良い香りがします。特ににんじんやかぼちゃなど甘味のある野菜との相性が良く、油を温めてクミンを少し投入し、香りが立ったら野菜を炒めて塩で味付けし少し醤油をたらすと美味しくなります。 

クミンパウダーひき肉料理などの下味付けにも使います。またミートソースなどに入れてアクセントを出すこともできます。

 

3-2 コリアンダー 

 

科属:セリ科コエンドロ属

別称:パクチー

原産地:地中海沿岸

使用部位:種、葉、茎

 

日本でも最近お馴染みとなったパクチーと呼ばれる葉や未熟果独特の強い香りがあり実は熟すと甘くスパイシーな香りがあります。 その利用がよく目立ちますが、ヨーロッパでは主の方が主流でパピルスにも記録があります。医学の父と呼ばれるヒポクラテスが薬として用いたことからヨーロッパに広まりました。

 

おすすめ調理法

スパイスカレー屋カレーパウダーに欠かせないスパイスで肉料理全般や白身魚とも相性がいい。特に乳鉢などで軽く潰すと香りが広がります。ひいたお肉に使うといつもと一味違います。他にも少し酸味のある料理に合います。特にマリネやピクルスなどよく合います。単体で使うよりも、他のスパイスと一緒に使うと持ち味が生かされます特にシナモンやナツメグなどの甘い香りをもつものと合わせると良いでしょう。 さらにクミンシードとコリアンダーを一緒に使うとクミンシードのクセのある苦味が和らぎます。

 

3-3 レッドチリ(チリパウダー)

チリパウダーといえば唐辛子とイメージしますが、それはチリペッパーです。チリペッパーでも問題はないのですが、チリペッパーに異なる風味のスパイスが数種類混ざった、いわば七味唐辛子のようなミックススパイスなので今回はチリパウダーを採用します。決まったものが入っているのではなく、ブランドやメーカーによって様々なものが入っています。 

メキシコやアメリカ南部の定番料理の下味つけや煮込みに使われます。ひき肉などによく使われ、良いアクセントになります。

 

3-4 ターメリック

 

科属:しょうが科ウコン属

別称:秋ウコン

原産地:熱帯アジア

使用部位:根

 

近年身体に良い成分を多く含むことから健康食品として注目されていますが、多くのスパイスを薬として用いてきた古代ギリシャでは存在を知られていたものの、興味を持たれることはありません。90 CM ほどの草丈で、楕円形の葉を持ち、穂状についた多くの苞の中に黄色の花を咲かせます。 ではよくパウダー状にして販売されています。ターメリックの場合香りを楽しむものではなく、黄色に色付けすることが最大の目的です。 

 

おいしい調理法

カレーパウダーの材料の一つでカレーの色はターメリックによるものから来ます。流通しているターメリックには、黄色系とオレンジ系の2色があります。いずれにしても濃い色を選びましょう。成分の含有量が高く、味、香りともに強くなります。インドカレーでは単体で使ったり様々なパウダーなどとともに使います。独特の土臭さがあるので、加熱して使いましょう。少量の油と合わせてから、米を炊く時に混ぜると、鮮やかな黄色のターメリックライスになります。

※注意

アルカリ性のものに加えると赤く変化するので、重曹やベーキングパウダーなどと一緒に使うときは注意が必要です。

 

4.スパイスを使ったカレーのレシピ

せっかくスパイスは知識を得たのだから、一緒に作ってみましょう。 

材料

鶏もも肉 250 G

玉ねぎ   1個

トマトピューレ 大さじ2

にんにく 1片

しょうが  1/2片

塩 小さじ 1/2

クミンパウダー 小さじ1/3

コリアンダーパウダー  小さじ1/3

レッドチリパウダー 小さじ1/4

ターメリックパウダー小さじ1/2

 

にんにく、生姜をすりおろす 

鶏肉を一口大に切る 

 

フライパンに油を大さじ1.5中火で熱する。

玉ねぎを加え、あめ色になるまで強火で炒める。

 

しっかり焼き色が付いたら50㎖の差し水をし、 水分が飛ぶまで炒めます。

続いてにんにくしょうがを加え、青臭さがなくなるまでしっかり混ぜながら炒めます。

次にトマトピューレを加え 中火で水分がなくなるまで炒める

 

スパイスと塩を入れましょう。

入れたら弱火で1分から2分しっかりと混ぜ合わせながら炒めていきます。

最後に鶏もも肉を加え、混ぜ合わせていきます。

鶏肉が白くなったら水を加え、強火でしっかりと沸騰させます。

しっかりと混ぜ合わせ沸騰するまで火にかけてください。

その後蓋をしないで弱火で20分煮込んでください。

その際2,3回底を気にしながら混ぜてください。

砂糖をひとつまみ加えよくかき混ぜたら完成です 。

 

5.まとめ

今回はカレーに使用されているスパイスについて紹介していきました。

スパイス一つで色々な効能があると分かりました。

しかしせっかくその知識を得ても、料理に生かせなければ、ただの知識になってしまいます。

それではせっかく覚えたのに非常にもったいないです。

料理は自分で作らないと覚えないので、是非ご自身でスパイスを購入していただいて、作ってみてはいかがでしょうか? 

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